ALTRAESCALANTERACER(アルトラエスカランテレーサー)レビューしてみた

７月中盤を過ぎ、いよいよ夏本番という感じです。

引き続き暑さに身体が慣れないうちは距離やスピードを下げるなど強度を変えてランニングやウォーキングを御楽しみ戴ければと思います。

また気温の上がりきってない朝の時間や、日が沈んだ夜の時間など時間帯を変えたり、公園内の木陰等を使うなども継続して楽しむ手段ですね。安全に楽しんでいただけたらと思います

秋や冬のレースに向けての練習の時期の方も増えるかと思います。そんな今のタイミングでおすすめのロードシューズがありますので、ランニングシューズやレースに向けてシューズにお悩みの方なども含め、サイズ感、使用感、価格も含め御参考にして頂ければと思います。

アルトラエスカランテレーサー

ALTRA　ESCALANTE RACER（アルトラエスカランテレーサー）

価格：￥18,150円(税込)

メンズ・ウィメンズ展開あり

カラー：

メンズ　現行　Black/Green、White/Red

ウィメンズ　現行　Black/Pink、White/Red

アメリカのシューズブランドALTRA(アルトラ)よりシューズ、ESCALANTE RACER。ALTRAのロードシューズで最も人気があるといってもよいシューズといえます。2018～2020年までは例年世界のマラソン大会の名を冠したレーシングモデルとしてラインナップされてきました。

あまりの人気さゆえ定番品として2020年にラインナップ。現在にいたるまで人気は変わらずで、新たなファンや継続として履かれる方も多々見られるモデルです。

用途は主にランニングですが、ウォーキングに使用される方もいらっしゃるのは事実です。軽量かつ、心地よい反発と加速感が得られるので普段のランニングからレース用シューズとしても幅広く使用いただけます。

そんなESCALANTERACERの現行モデルの、サイズ感、使用感などを含めレビューしたいと思います。

人によってはウルトラマラソンや超長距離に使用される方もいるかとは思いますが、比較的クッションは薄く、反発の強いモデルですので疾走感を感じたりする気持ちの良いランニングやフォームの修正等が多く用いられているのも事実です。

フォームを含め走りを見直したい方、はじめてのランニングシューズやをお探しの方、どんな靴もフィッティングが合わなくて困っている方クッションの厚いシューズが苦手な方、足の蒸れがきになるかた、普段の歩きを見なおしたい、故障を抱えて悩んでいる方などや、ESCALANTEシリーズを履いたことがある方や、すでに愛用されている方もご参考にして頂けたらと思います。

エスカランテレーサーデザイン・機能

エスカランテレーサーは本来、エスカランテというモデルをレーシング仕様にしたモデルという意味合いです。なので名前にレーサーが付きます。

元モデルのエスカランテはクッションが軟かく比較的適度に厚みもあります。アッパーは全体がニットの様に柔らかいのが特徴です。

エスカランテレーサーに関してはメッシュの様に透ける程度の粗目に編み込まれたニットアッパーを使用してます。形状保持のため、新品時にはこの粗めなニットは硬さをもっています。ただこの粗めなニットアッパーも人気の一因です。通気性の良さとフィッティングは何とも言えない心地よさがあります。

2020年にはシューレースが変更になりほどけにくかったり、履いているうちの伸びを感じない印象になりました

クッションはぱっと見は薄い印象。履いてみると地面をダイレクトに感じるほどの薄さではなく柔らかさも適度にあります。

カラーに関しては定番モデルとしては、ベースを黒や白というカラーにして、ソールの部分を蛍光色のような明るい色としてます。これがまたかっこいいです。男性も女性も人気なのはこのカラーリングもありますね。

現在発売時より大きなアップデートはないですが2020年に細やかな変更はありましたが、履いている店長としては正直大きな違いとまでは感じないのがあります。

レビューに関しては現行モデルに関して書かせて頂きます。

メンズ↓

ウィメンズ↓

クッション

ミッドソールとはいわゆる「クッション」と呼ばれ部分の総称ですね。スタックハイトとはその全体の厚みを指します。前後でクッションの厚みに差が出るときそれを「ドロップ」といいますが、ALTRAはゼロドロップ構造ですので前後差がまったくないのが特徴でありALTRAの良さであります。

アルトラのロードシューズの中で定番となってきたALTRA EGO （アルトライゴ）というクッションを使用。あえてこのクッションを固く配置する事で心地よい反発力と加速感を出しています。方といって「硬いな」と感じることはなく柔らかささえ感じる人もいるのが事実な、とても良いクッショニングです。

厚みは22㎜とみると薄い印象ですが、履いてみると接地感を失うことなく適度なクッションが保たれている厚みになります。

アウトソール

アウトソールは足の形に適切に配置されています。今ご自分の履かれているシューズと比べてみてもらうと一目瞭然で違うのが分かります。アルトラらしいシェイプ構造とソールが分かりやすいシューズでもあります。親指から踵までがちゃんと直線になっています。本来足のあるべき姿ですね。

アウトソール形状はほとんどこれまで同様にミッドフット着地した際や踵が設置した場合などに備えた形状で配置されています。

アッパー

アッパーとは靴のクッションより上側の部分、いわゆる足を覆っている部分ですね。

結構透けてます。靴下（ソックス）も透けます。メッシュアッパーですが、粗目なニットを採用し通気性を上げるのとかつ、軽量化を図っています。形状を維持しつつ長時間の行動や普段のランニングでも足が蒸れにくいです

ヒールも柔らかい印象ですが、フィッティングはよくやや厚みを増したりすることで踵をしっかりとホールドしてくれます

★写真にある様に店長が思う、この靴の「唯一の欠点」です…「ひもが長い」です。

シュータン

いわゆる靴のつばですね。

シュータン自体は柔らかい素材を使っています。足と接触する部位も擦れてもいたくない程度の柔らかさですので、くるぶし丈のソックスを履いた場合でも接触しても痛みはありません。さらに足首の動きを阻害しないのも柔らかさがあってのことですね。しかしながら、確かなフィッティングもあります。

フットシェイプ構造

ALTRAのシューズはよく「幅広」と形容されることがあります。実際に幅が極端に広いわけではなく、「足の形状になっているシューズである」というのが正確かと思います。つま先部分のトゥーボックス部分は広く作られており指が自然な位置にくるようになっています。

ALTRAのシューズには「オリジナルフットシェイプ」、「スタンダートフットシェイプ」、「スリムフットシェイプ」と三段階のシューズの形状があります。エスカランテシリーズやエスカランテレーサーはALTRAのなかでもオリジナルフットシェイプという構造をとっています。これまでALTRAユーザーの方でLONEPEAKシリーズなどを履かれいる方はややフィット感が似たような印象を持たれるかと思います。

この点からも普段のシューズと同じサイズやサイズダウンなど変更して買われる方もいらっしゃいます。

エスカランテレーサーサイズ感

ランニングシューズを選択する際には足の実測より1.3㎝程度大きく選択するのがよいといわれます。

エスカランテレーサーに関しても同様ですが、前述したように概ね普段靴や使用されているランニングシューズと同じサイズ感を選ばれる方が多い印象であると考えて下さい。逆にサイズダウンされる方もいるのは事実です。

ただ間違えていけないのはあくまで足長に適したシューズ履くことが重要です。シューズも本来の動きができず、自然な走り方や歩き方にはならない可能性があります。

今は履かれているランニングシューズや普段靴が適正なサイズを測れており、足先に余裕があるようでしたら、同じサイズ感や一つ小さ目を選択というのが良いかなと思います。何度も言いますがが足の全長をしっかりと合わせる事が大事ですので、足の横幅がきついといってどんどん大きな靴などを履くとトラブルにつながるので注意してください。

例）

店長足の実測約26.8㎝　TORIN５シリーズはUS10（28㎝）を使用

ESCALANTE27.5㎝　ESCALANTERACER27.5㎝（オリジナルフットシェイプ）使用

→エスカランテレーサーシリーズのアッパーは新品時は硬さがありますが、徐々に伸びて柔らかくもなります。

左右の足の全長が違う方は大きい方の足に合わせるのが無難です。

限定モデル↓2021年コロラドモデル